食育で心も体もげんきに 文部科学大臣賞受賞 名古屋市立吉根小学校

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食育で心も体もげんきに

文部科学大臣賞受賞 名古屋市立吉根小学校
食にかかわる知識・心・実践力を育み
地産地消+作り手の見える食事目指す

名古屋市守山区の名古屋市立吉根小学校(きっこしょうがっこう)(齊藤俊徳校長・児童数763人)は、食育で心身ともに健康な生活を作り出そうとする子どもを目指して「心も体もげんきっこ!~食にかかわる知識・心・実践力をはぐくむ指導を通して~」をテーマに平成21年から取り組んだ結果、昨年1月には愛知県学校給食優良学校の1つに選ばれ、11月には文部科学大臣賞を受賞するなど、注目を集めています。吉根小学校を訪ねました。

スペシャルランチルームスペシャルランチルーム同校の周辺は田園地帯が広がり、新興住宅地が建ち並んだ学区で同校自体も開校5年目と新しい学校です。
子どもたちの家庭は、共働きの若い世代が多く、朝食に伝統的な和食を取る家庭は少なかったとか。そこで、同校では食育を軸に横断的・総合的な学習や体験活動を取り入れたカリキュラムを作成、実践し、家庭や地域との連携で食生活の改善を広げ、実践力を養っていくことを重点に指導してきました。
4年生では、給食の残菜を取り上げ、「食に関する知識」を広げる実践を行いました。「東日本大震災で被災した子どもたちは給食が十分食べられたのか」「調理員さんたちは残った給食を見て、どんな気持ちになるのか」などグループごとに調べ、「自分たちと被災地の給食を比べると、もったいない食べ方をしている」と気づきました。その後、子どもたちは「食べ物を残すとごみになるので、嫌いなにんじんも少しはがんばって食べる」と自分たちで目標を決め、完食すると給食キャラクターメダルがもらえる「もりもりキャンペーン」(給食委員会主催)でも完食が長く続きました。
「スペシャルランチルーム」では、栄養職員や調理員が子どもたちの間に入って会食。食事を作る人たちの思いや気持ちに触れることで、感謝の気持ちが生まれたよう。「地産地消+作り手の顔が見える食事です。子どもたちは苦手なひじきや味噌汁も食べ、どのクラスも完食です」と下手雅江栄養職員。調理員の人が作ったランチシート(野菜の切り方や皮をむく機械の説明などをイラスト入りで紹介)も大人気です。
5年生は、稲刈りや脱穀で米作りの体験をもとに朝食にごはん食を食べる回数を増やしていこうと「冬休みの朝食計画」を実践。1年生は「みんなで もぐもぐ だいさくせん」と題して、苦手な食べ物を食べることができるよう、保護者や地域の人、栄養職員から、しいたけは「細かく切ってハンバーグに」、きゅうりは「塩でもむとしんなりして食べやすい」などとアドバイスを受け、家庭で実践。地域とのかかわりを深めました。
6年生は、家族のために食べさせたい「まかせてね!きょうのごはん」と題した食品サンプルに手紙を付け、食育作品展で展示しました。
また、2年生はサツマイモの蒸しケーキをお世話になった地域の人にプレゼントしたり、3年生はペットボトルで大根を育て、大根料理を調べて家で作りました。特別支援学級は、サツマイモを使ってスイートポテトやカップケーキを作り、老人クラブの方たちを招いておもてなしの学習をしました。齊藤校長先生は「子どもたちが自分たちで考えて、給食を残さずに食べたり、嫌いな食べ物を食べようという実践力が育ったことが一番の成果です」と話していました。

各家庭から「おすすめわが家の朝ごはん」や「子どもが喜ぶ野菜料理」のレシピを募集し、各家庭に紹介。


みんなで もぐもぐ だいさくせん 1年生みんなで もぐもぐ だいさくせん 1年生育てたさつまいもで蒸しケーキを作ろう 2年生育てたさつまいもで蒸しケーキを作ろう2年生だいこんを育てよう 3年生だいこんを育てよう 3年生

よりよい「食」を考えよう 4年生よりよい「食」を考えよう 4年生ごはんのよさを見直そう 5年生ごはんのよさを見直そう 5年生さつまいもパーティーをしよう!ききょう・すみれ組さつまいもパーティーをしよう!ききょう・すみれ組