みりんを上手に使ったお料理教室
具沢山のお雑煮と基本のおせち
12月7日 東邦ガスクッキングサロン栄
恒例の「日の出みりんお料理教室」(奥様ジャーナル主催、キング醸造協賛、東邦ガス、東邦ガスクッキングサロン栄協力)が今月7日、名古屋栄の東邦ガスクッキングサロン栄で開催され、多数応募があったなかから39人が参加しました。メニューはお正月前の準備ができるよう「具沢山のお雑煮と基本のおせち」。講師の和田万祐さんの指導を受け、明治33年創業の老舗メーカー、キング醸造(本社・兵庫県加古郡)の「日の出みりん」を使ったおせち料理に挑戦しました。
料理は、「黒豆&黒豆アイス」、「ぶりの柚庵焼き」、「田作り」「伊達巻」「具沢山のお雑煮」の5品。みなさんが苦労していたのは、焼きあがったものを巻きすにとり、巻き込むところ。和田先生は、「巻き寿司を作るように」と言われるものの、熱いのもあって、なかなか思うようにいかないようでした。試食したみなさんは、「魚がふっくら焼けているし、伊達巻ももっちり、ふっくらしています。みりんを使うとしっとり仕上がるんですね。料亭のおせちみたいです」と野崎恵美子さん(北名古屋市)、山口由美さん(千種区)。「今度のお正月は、このお雑煮にします。ほんのちょっと手間をかけるだけで、こんなにおいしいなんて。くるみの入った田作りや伊達巻も作ります」と手島清美さん(千種区)は話し、みなさん大好評でした。
■黒豆&黒豆アイス
黒豆の材料<作りやすい分量>
黒豆500㌘(4合)、A(砂糖100㌘、日の出昔ながらの本みりん1カップ、重曹小さじ1、醤油大さじ4、塩小さじ1/2、水10カップ~、さび釘10本
作り方
① 鍋にAを沸かし、さっと洗った黒豆を加えて一晩おく(7時間以上)。
② ①を火にかけて沸いてきたらアクをとり、静かにゆれるくらいの火加減におとして落し蓋をし、鍋のフタをして8時間煮る。途中、水分が無くなったら湯をさす。
③ 煮あがったら豆が顔を出さないようにし、冷めるまで煮汁につけておく。
黒豆アイスの材料<4人分>
黒豆50㌘、バニラアイスクリーム200㌘、きな粉大さじ2
黒豆アイスの作り方
① 黒豆は4個を残して刻んでおく。
② アイスクリームを室温にしばらく置き、少し柔らかくなったら刻んだ黒豆、きな粉を加えて混ぜ、冷凍庫で冷やし固める。
■ぶりの柚庵焼き
材料<4人分>
ブリ(切り身)4切れ、塩少々、A(醤油大さじ3、日の出昔ながらの本みりん大さじ3、柚子(汁)1/2個、柚子1/2個
作り方
① ブリは塩を少々振ってしばらく置き、水気が出たら合わせたAに30分ほど漬け込む。
② 柚子は半月切りの薄切りにする。
③ ブリの皮目の半分くらいのところに切り込みを入れて②をはさむ。
④ グリルで途中タレを2、3回塗りながら、10分程焼く。<タイマー機能>
■ 田作り
材料<4人分>
田作り25㌘、くるみ25㌘、A(醤油大さじ1、砂糖大さじ2、日の出昔ながらの本みりん大さじ1、日の出純米料理酒大さじ1、水大さじ1)、オーブンシート適量
作り方
① 田作りはオーブンシートなどを敷いたフライパンでポキンと折れるようになるまで乾煎りする。くるみも乾煎りしておく(または150度のオーブンで15分程焼く)。くるみは刻んでおく。
② フライパンにAを入れて煮立て、ねっとりする泡が出たら、①を入れて絡める。
③ バットにオーブンシートを敷いた上に②を手早く広げて冷ます。
■ 伊達巻
材料<4人分>
卵4個、はんぺん1枚、A(砂糖大さじ3、日の出昔ながらの本みりん大さじ2、だし又は水大さじ2、塩ふたつまみ)
作り方
①はんぺんをちぎってすり鉢に入れてする。
②Aを少しずつ入れてのばし、割りほぐした卵をいれる。(又はミキサーに材料を入れてかくはんする)
③ オーブンシートを箱状にしてバットに敷き、流し入れて180度のオーブンで15分~20分焼く。
④ 焼きあがったら巻きすにとり、巻き始めに軽く切り込みを入れて、巻き込んで冷めるまでおく。
⑤ 冷めたら食べやすく切る。
■ 具沢山のお雑煮
材料<4人分>
角もち4人分、大根50㌘、人参40㌘、シメジ1/4パック、三つ葉8本、鶏ひき肉200㌘、ショウガ1片、ネギ1/2本、A(塩少々、日の出純米料理酒大さじ1/2、ゴマ大さじ1/2、ゴマ油少々)、B(醤油大さじ1、日の出昔ながらの本みりん大さじ1、日の出純米料理酒大さじ1、塩小さじ1~)、だし汁5カップ、柚子適量
作り方
① 大根は短冊切りにする。人参は梅型に抜いてそれぞれゆでておく。
② シメジは石づきを切ってほぐしておく。
③ 三つ葉は茎をさっとゆでて結んでおく。
④ 角餅はグリルに入れて上下弱火で6分程焼く。(途中上下返す)<タイマー機能>
⑤ ショウガ、ネギはみじん切りにし、鶏ひき肉に、Aと共に混ぜ合わせ、12等分にしてゆでておく。
⑥ 柚子は皮をそいで千切りにする。
⑦ 鍋にだし汁とBをあわせて沸かし、②を煮る。
⑧ 器に他の材料を入れて⑦を注ぎ、柚子を散らす。
年末年始のお手軽クッキング
12月も中旬となり、町にはLEDの明かりがキラキラ輝き、クリスマス気分を盛り上げます。クリスマスやお正月と子どもたちや家族、友人がたくさん集まる時に、簡単に見栄えのいい料理を出したいもの。そこで、手軽においしくできる料理をANAクラウンプラザホテル名古屋の「スターゲイト」(30階)シェフ河合道弘さん、ベーカー・ペストリーの平井弘信さんに伺いました。
スカイレストラン&バー「スターゲイト」
シェフ 河合道弘
1985年東京全日空ホテル(現:インターコンチネンタルホテル東京)の開業に伴い入社。宴会、レストラン調理部門を経験後、1999年全日空ホテルズ ホテルグランコート名古屋の開業に伴い、洋食調理部門に配属。2010年6月よりスカイレストラン&バー「スターゲイト」のシェフに就任。
★ 30Fスターゲイトでは、パスタランチ(1800円)が好評展開中
<自家製セミドライトマトのペペロンチーノ>
材料(4人分)
オーマイスパゲッティ1.7mm 320㌘、ミニトマト12個、黒オリーブ8個、ニンニク1片、赤唐辛子1本、イタリアンパセリ適量、オリーブオイル40cc、塩適量、コショウ適量、砂糖適量
作り方
① ミニトマトを半分に切り、塩、砂糖、オリーブオイルをふりかけ、天日で6時間または90℃のオーブンで1時間乾かす。
② 黒オリーブは半分、ニンニク、赤唐辛子、イタリアンパセリはみじん切りにする。
③ 鍋にオリーブオイルと②のにんにく、赤唐辛子を入れて弱火にかけ、軽くいためたら、イタリアンパセリを加える。弱火のままじっくりと炒めて、香りと辛味を出す。
④ ニンニクが軽いきつね色になったら、①のセミドライトマトと②の黒オリーブを加え、軽く炒めて火からおろす。
⑤ 塩を加えたたっぷりの熱湯に、オーマイスパゲッティを入れて8分間ゆでる。
⑥ ④に茹で上がったオーマイスパゲッティを加え、さっと絡め、塩、コショウで味を調え器に盛る。
ベーカー・ペストリー
シェフ 平井弘信
レストラン、宴会、ウェディングのデザートやケーキも手がける一方で、製菓専門学校講師、カルチャー教室講師など幅広い分野で活躍中。1999年「ルクサルド・グラン・プレミーオ」入賞、2000年・2002年・2004年「クープ・ド・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」日本決勝大会入賞など受賞歴多数。
★ 2Fオーキッドガーデン内ペストリーショップでパンやケーキを販売中
<栗とメープルのシフォンケーキ>
材料(18㌢㍍のシフォン型1台)
昭和産業 ケーキのようなホットケーキミックス100㌘、卵黄70㌘、卵白180㌘、グラニュー糖100㌘、サラダ油70㌘、水30㌘、メープルシロップ30㌘、マロンの甘露煮20㌘、パウダーシュガー適量
作り方
① ホットケーキミックスは、ふるいにかけておく。
② マロンの甘露煮のシロップをよく切り、フードプロセッサーにかけ、①のホットケーキミックスを少量加えておく。
③ 卵黄にグラニュー糖40㌘を加えて、白っぽくなるまで混ぜ合わせる。
④ ③にサラダ油、水、メープルシロップを加えて混ぜ合わせる。
⑤ 卵白にグラニュー糖60㌘を加えて、メレンゲを泡立てる。
⑥ ④に⑤のメレンゲをサックリと混ぜ合わせながら、②のマロンとホットケーキミックスを合わせたものを加えて160℃のオーブンで約50分焼く。
⑦ 焼きあがったら、型をさかさまにして冷めるまで常温で放置する。
⑧ 冷めたら型の隙間にナイフを入れて生地に傷がつかないように型から取り出し、パウダーシュガーを振る。
ゆで鶏のきなこソース
<材料2人分>
鶏胸肉1枚(250㌘)A<塩小さじ1/4、砂糖小さじ1/2、水(または酒)大さじ2>、ソース<きなこ大さじ1、だし大さじ3、ハチミツ大さじ1、みそ大さじ1>
<作り方>
① 鶏胸肉は観音開きにして肺らに師、Aを入れたポリ袋に入れてしばらく置く。
② 底の広い鍋に1の鶏肉を平らに広げて水大さじ2(分量外)を入れてアルミホイルで鶏胸肉の上にぴったりふたをし、中火で3分、ひっくり返してさらに中火で2分、肉に赤い部分がなくなれば出来上がりです。
③ だしにきなこをよくとき混ぜてから、ハチミツとみそを加えて混ぜます。
④ ゆで鶏を切り分けてきなこソースを付けていただきます。
☆ ポイント あまりきれいな水がない時でも、ビニール袋に味を付けた鶏肉を入れてゆでれば、お肉がふわっと優しく仕上がります。あらい物もほとんどしなくてOK。
コーンクリームスープ
<材料4人分>出来上がり500cc
コーン(クリームスタイル)190㌘(1缶)、じゃがいも50㌘、白ねぎ50㌘、塩小さじ1/2、ゆで鶏のゆで汁1カップ、牛乳1カップ、油小さじ2、A<米粉大さじ2、水大さじ2>
<作り方>
① じゃがいもは皮をむき、薄切りにします。Aの米粉と水を混ぜ、吸水させておきます。
② 鍋に油をしき、小口切りにした白ねぎをしんなりするまで炒め、水を加えます。
③ じゃがいもと塩を加え、中火(IHの場合、火加減は3)で煮ます。
④ じゃがいもが柔らかくなったら、手羽先を取り出し、コーンを入れて温めます。
⑤ 牛乳を入れたミキサーに④を加えてなめらかにします。ミキサーを使用しないときは鍋のなかで具をつぶします。
⑥ 鍋に戻して暖め、Aでとろみをつけます。
ポイント 飲む野菜スープです。ゴボウやニンジン、なんでもできます。トウモロコシの生があれば、そのまま折って入れてもOK。
坂本先生は、「ちゃんとした材料や調味料を使い、毎日のご飯をきちんとすること。限りある命だからこそ、日常の楽しさや大事さがわかります。ぜひ、こういう機会にご自分を見直してはいかがでしょう」と話しています。
防災特集
「いざという時、どう生き抜くか」
料理研究家 坂本廣子先生
坂本廣子先生地震や津波が起きた時、一番大切なのは、生命を守ること。次に必要なのは、水や食べ物の確保です。電気が復旧するまでには少なくとも1週間はかかります。阪神・淡路大震災を体験し、食の大切さを訴える料理研究家の坂本廣子先生にいざという時に何が必要なのか、どう生き抜くかを伺いました。
水の確保
水道が出なくなったとき、どれだけ水があるかを確認。トイレタンクには8㍑の水があり、煮沸すれば使えます。2㍑のペットボトルは水を運ぶ時に便利です。またペットボトル(2、3カ所)に穴を開け、ペットボトルシャワーにすれば手を洗うのにも使え、半分に切れば簡易トイレの代用に。蓋がだいだい色のペットボトルは、熱湯が保存でき、湯たんぽの代わりにも。毎日、2㍑のペットボトルに水を入れておき、植木にかけて交換し、やかんにも水を入れておきましょう。
ポリ袋
洗いものの水がないときは、手袋がわりに使えるほか、ボウル代わりにポリ袋を使って混ぜたり、漬けたりします。大きいゴミ袋はポリバケツにかぶせて水を清潔に使うこともできます。また、新聞紙を入れればふとんになります。
ラップ・アルミホイル・アルミカン
ラップは、新聞紙と一緒にお腹にまくと温かくなります。お皿にはって洗い水を節約。アルミホイルはお皿に変身、熱いものを食べる時にラップ代わりに器にまくといいでしょう。アルミ缶は、キッチンバサミで上下2、3㌢切り、ろうそくを立てれば、手作りランプができますし、半分に切ってお皿にもなります。
カップラーメンの器
お湯を入れてアルミホイルで蓋をすれば、温泉卵ができます。
ストック食品
日ごろからそのまま食べられるもの(缶詰、子どもの脳を守るいり豆、クラッカーなど)、エネルギー源(うどん、スパゲティ、無洗米、小麦粉、米粉、ラーメン)、乾物(高野豆腐、切干大根、寒天、春雨、スキムミルク、梅干、のり、カットワカメなど)。イモ、玉ネギ、ニンジン、ゴボウなどの根菜類。
肉や魚
生肉や魚は腐りやすいですが、ポリ袋に醤油1(または2):みりん1、あるいは少量の味噌で漬け込めば、少しはもちます。
坂本先生は「まずは自分で自分の体を守る力をつけること。そのためには安全に食べる力をつけることです。昔の人の知恵を活かし、日常生活のなかで訓練をしておくといざという時に役立ちます。毎日のごはんを普通につくることは、暮らしのバロメーターです。被災者にとって“食”こそが人に生きる希望を与え、復興を支えるエネルギーとなるからです」と話しています。
切り干し大根のケチャップ煮
<材料>切り干し大根(乾燥)20㌘、切り干し大根の戻し汁1カップ、A<トマトケチャプ大さじ2、しょうゆ少々、こしょう少々>
<作り方>
① 切り干し大根は、はさみで短く切ってポリ袋にいれ、水を加えて戻す。
② フライパンを温めてサラダ油を入れる。食べやすい大きさに切った切り干し大根を加えて炒める。
③ 油がまんべんなくまわったら戻し汁を加えてふたをし、やわらかく煮る。
④ 切り干し大根が透き通ってきたら、Aの調味料を入れて煮汁が無くなったら出来上がり。
じゃがいもの梨モドキ
<材料2人分>じゃがいも80㌘、酢小さじ2、砂糖小さじ1、ひねりゴマ小さじ1、湯2カップ
<作り方>
① じゃがいもは皮をむき、薄切りにして更にせん切りにする。
② 鍋に湯をわかして①をいれ、じゃがいもが透明になるまで1分ほど温める。サッと湯を切るとハリハリした食感の梨モドキになります。
③ 調味料を合わせて、合わせて出来上がり。
黄な粉にスキムミルク、片栗粉、米粉を熱湯で混ぜれば、短時間にエネルギーを補給することができます。


HOME