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旬の人 平成24年2月17日 成宮寛貴さん |

映画「逆転裁判」で熱血漢の新米弁護士・成歩堂龍一を演じる成宮寛貴さん
“逃げない”で立ち向かう
法廷ドラマの先駆けとなった大人気のゲーム「逆転裁判」が映画化され、東宝シネマズ名古屋ベイシティほかで好評公開中です。舞台は、犯罪の増加でスピード結審を優先させる「序審裁判」が導入されている近未来の日本。熱血漢の新米弁護士・成歩堂龍一(なるほどうりゅういち)が自ら捜査して集めた「証拠」を突きつけて、真犯人を見つけ出していきます。成歩堂龍一を演じるのは成宮寛貴さん。映画について伺いました。
【プロフィル】
1982年、東京都出身。主な出演映画に「NANA〜ナナ〜」(05)、「ドロップ」(09)、「孤高のメス」(10)など。「のぼうの城」(今年公開予定
この映画は「逆転裁判」のゲームから生まれてきたもので、三池崇史監督は、「ゲームをリスペクトしながら、二次元を三次元にしたらどうなるのかというところからスタートした。ゲームを愛したプレーヤーたちに映画が仲間として迎えられることを心がけながら、“逆転裁判”として許されるかどうかを直感で判断していきました」と話しています。
僕の演じる成歩堂龍一は、子どものころのエピソードがきっかけで弁護士を目指します。子どものころの夢を大人になっても変わらず、実現させるところが彼の性格を現しています。彼自身は人を真っ直ぐ見て、最後まで信じていきます。
彼の性格を自分に当てはめて考えると、そんな風に最後まで人を信じられるか、自分にそんな存在がいるかと思いますし、時には行き詰ったりします。そんな時に自分にとって必要な人が登場するんですよ。僕は三池監督の大ファンで、ずっと三池さんと仕事がしたいと言いふらしていたので、今回はとてもうれしいです。とりあえず、飛び込んでから何とかなるでしょ、という節があります。
成歩堂龍一は、あきらめないという強い思いで一生懸命仕事をして、奇跡を起こします。スーパーヒーローではないけれど、その気持ちが人生を変え、誰かを助けたり、守っていく。みんなの夢をかなえてくれるキャラクターだと思います。
僕の一番の問題はビジュアルとの戦いでした。三池監督は「ゲームのイメージから逃げない」ということだったので、ギザギザの頭にしました。最初は地毛でやってみて、毛の量や立ち具合と最後まで改良を加え、ヘアメイクは普通の映画の倍は時間がかかりました。
最初、成歩堂の格好にものすごく違和感があり、逆転裁判の世界に入って芝居をするのは大変でした。常に鏡を見るようにして「これがオレだ」と自分に納得させ、慣れさせました。それからは彼のスタイルでないとちょっと恥ずかしいと思うくらいになりました(笑)。
「逆転裁判」を自分が演じることになってから、ゲームを携帯でやってみましたが、これが全然進まない。ゲームがなぜ人気なのかわかった気がしました。
大法廷のシーンはすごく重厚なセットで、法廷ビジョンに映し出されるものがCGです。監督のセンスをいたるところに感じることができ、完成した映画は自分で見てもドキドキしながら見られました。
この映画は大法廷バトルだし、子どもがちょっと近づきにくい印象がありますが、それは誤解です。僕らの子ども時代、「成長しろ」と言われ続け、学んだことが身についていないとダメと言われました。成歩堂龍一が唯一、みんなと違うのは「逃げないこと」。子どもたちの方がこのメッセージをストレートに受け止め、楽しんでもらえると思います。
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